2011年12月23日金曜日

6:「今すぐ探せ」

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この頃の数年間を振り返ると、

類は友を呼ぶの法則通り

同じように地獄をさまよって苦しんでる人が、私の周りにはいつもいました。


その頃の私は、同じようにギャンブルを楽しんでいる友人を見て

「凄いな~、強いな~、私とは違って楽しめてるんだな~」と

勝手に信じ込んでいた。

ある日、学生時代からの友人からお金を貸してほしいと頼まれた。

彼もたまにカジノへ行って遊んでいることは聞いていたけれど、


いつも勝っている話ばかりで、


誰もが憧れる華やかな業界の有名な会社で働いている彼のお給料は

うらやましい程の高額で。

彼を信じ切っていた私は

その時手元に現金が無かったこと、深夜だったこと、

深く考えず彼に自分のクレジットカードをそのまま渡してしまった。

これが後から彼を苦しめてしまう事になるなんて思わずに。


どこかのお店でポイントカードを兼ねて作ったクレジットカード、

1度も使ったことが無い上に、限度額はとても低かったので

彼に暗証番号を教えて、そのまま必要な金額を引き出し後から返してもらうように約束した。


深夜にそんなに大きな額でないお金を借りにわざわざ家まで来たことに

「?」と思う反面、彼の強さを信じ込みたかった。



それから何週間か経ったある日の夕方

ふと彼が頭に浮かび、誰かが「探せ」と私に囁いた。


彼と同じ会社に勤めている知り合いに電話をしてみたら


彼のことは何も知らない、との事。


それでも「探せ」の声は消えなくて

彼の親友に電話してみると、

なんと彼は2週間も会社を無断で休んでいる上に連絡が取れない状態だという。

私の頭の中の警報器が「今すぐ探せ!」と鳴り響き、

平日の夕方、仕事で疲れているだろう彼の親友にお願いして

都内のアングラカジノを一軒づつ探して回ってみた。

でも、いない。

彼の実家に電話をしてみたらお父さんが出て

悲しそうに「もうあいつのことは知りません」。


彼は私に話していなかったけれど、

これまでに数回カジノで大借金を作って、


何度か尻拭いをした両親の持ち家も既に抵当に入っている状態だった事を

この時初めて知った。

都内のカジノも探しつくし、最後に彼の都内のマンションへ行ってみても


窓は真っ暗。

行き場の無い無力感から彼の親友は傘を持ちだして真っ暗な窓をガンガン叩きだした。

・・・と、なんと真っ暗な部屋から彼が現れた。

頬はこけ、目は窪み、

まったく生気の無い彼に促されマンションの部屋へ入った途端見たものは、

机の上に並べられた包丁やハサミと、数通の遺書。


その中には私宛の遺書もあり。


今思うと、あの日彼を探し出すことが出来たのは、

彼を守っている霊達の配慮です。


とにかく私たちは、何とか間にあいました。





















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